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技術と個性

Posted by 小林康文 on 01.2010 つぶやき
最近、家具の修理がちょくちょく入る。

テーブルや椅子の割合が多い。

中には、ケヤキの囲炉裏なんてのも。
修理終わってからもう、1年も経って引き取りさず、
納屋で布を被りながら、あるじが引き取りに来るのを待っている。

先週は大手メーカーの保養所で使っている
ちっちゃな子供用の椅子。

じざい工房の素材を生かす家具作り

ほとんどのホゾがガタガタ状態。

大量生産ものの椅子ではあるが、手作業でやるとなると、とても難しいデザインです。
木工旋盤のない自分が作るとすれば、丸棒ひとつでさえ、大変な作業になります。
それが、大型機械ならば、難しいホゾ加工も一瞬で、手作業の何百倍の速さです。
機械の力にはかないません。

昔はデコボコのものを平らにすることが技術だった。
曲がっているものを、まっすぐにすることが技術だった。
傷がついているものを、ピカピカにするのが技術だった。

今は、そんなことは機械に任せれば、一瞬で、ボタンひとつでやってのける。
職人技っていう概念がかなり大きく崩れてしまった。
平らになってることは普通であり、
ピカピカになっていることに、誰も感心もしない。

それぞれのライフスタイルに合わせた、
洗練されたデザインや
個性的な「作家作品」にその価値が向けられ始めてもいるようだ。

メンタルな仕事から
ハードな仕事へ。
自分の分身を残したいとはじめたこの仕事。

同じ形のものが世にたくさんあるけれど
それでも
「これこそが、JIZAIの品」と誰人からもわかる
信頼の作品づくりをしていきたいとまた、強く思う。



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